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(日本語) 【event report】ILER NIGHT vol.6 地域にファンを増やす新しい観光のカタチ

2021.01.06

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今回のLEAUGEコミュニティのイベントILER NIGHTはYOK株式会社 方さんをゲストにお招きし、起業された背景や実際に今福島県でインバウンド向けの観光を実践しているからこそのお話をして頂きました。

また方さんと参加者間だけではなく、参加者同士でも地方の観光づくり、コミュニティづくりについて熱い議論が交わされ、非常に熱量の高い会となりました。

 イベント告知ページはこちら

 

(トーク内容の一部抜粋) 

YOK株式会社 代表の方さん

事業内容-旅先のストーリーを発信する

 

事業は主に三つやっています。まず1つ目が中華圏向けメディアとコミュニティ運営、2つ目が日本への送客のランドオペレーター業務、3つ目がローカル宿に特化したPR・マーケティング業務になります。

1つ目のメディアとコミュニティ運営では地域のヒト・モノ・コトの裏側を軸に記事を作成し、中華圏向けに発信しています。現在Facebookコミュニティでは2万人程の香港台湾のリピーターアクティブユーザーがいます。

 

ランドオペレーター業務とマーケティング業務を通じて感じたことは、

中華圏も日本人観光客も立地、利便性で旅先を探すというスタイルから、自分の興味関心のあるテーマや旅先のストーリーで探すようにシフトしているという事です。

それに伴って、地方のホテルや体験プログラムも、よりローカル色や独自のストーリーを出して、差別化を図ろうとしています。

 

実際に地方観光のプロモーションは知名度別スポット紹介からテーマ別ヒト・モノ・コトにフォーカスするようになっており、旅先として魅力な宿だけではもの足りなくなっていて、周りに観光コンテンツがないといけないと感じています。

 

西会津での観光づくり―観光客は「地域の一時的な住民」

 

 

2015年デンマークに行ったときに、向こうでの観光の仕方はすでに地域に長く滞在して、暮らすように旅するという持続可能な観光スタイルに変わっている事を知り、私はこの考え方にすごく共感しました。

 

そのため地域側に立って、何か新しい観光モデルを確立したいと思って、現在福島西会津に拠点を置いて、地方の観光づくりをしています。

具体的には、西会津でランドオペレーターの役割を担っています。

 

私たち、YOK(株)は観光客のことを「地域の一時的な住民」と呼んでいます。

例えば、地域の住民券という制度を作って、住民券を購入した人が地域の住民になり、地域のスペシャルサービスが受けたりできる制度です。またループ状のトレイルコースを開発しており、ループとループの間にパン屋や飲食店を入れていく予定で、地元の方々も利用できる施設を構想しています。

 

地方の観光づくりの事例―なにもない風景日常生活が観光資源

一つ目の事例は福島県西会津町奥川郷にあるNIPPONIA楢山集落です。NIPPONIA楢山集落は「暮らすように泊まる」をコンセプトに、築130年の蔵、納屋をリノベーションした古民家ホテルです。こちらは西会津のまちづくりを担っている一般社団法人BOOTが手掛けたプロジェクトになります。

棚田越しに山々、朝起きると家の前が雲海、夜は満点の星空と天の川と、そのような地域らしい風景が残っていれば、それがすべて観光資源になります。

 

もう一つの事例を紹介しますと、satoyama experienceというのがあります。地域の住民から見てなんも特別とは思わないランドスケープだったり、風土だったりが、十分立派な観光資源として活用されている事例になります。

 

最後に西会津の観光づくりに投資をしたい、一緒に観光づくりをしていきたい方がいたら、お気軽にお声がけください。ぜひ連携していきたいと思っています。

 

LEAUGEコミュニティについて

LEAGUEはリアルな場の交流だけにとどまらず、コミュニティをさらに拡張し、オンラインでもグローバル&ローカルビジネスに挑戦するより多くの人たちの共創支援をするため、コミュニティ会員を募集しています。

 

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