【Event Report】~ガイドだから知っている外国人観光客の生の声~インバウンドの第一線情報を届ける~
2019.07.04
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~ガイドだから知っている外国人観光客の生の声~インバウンドの第一線情報を届ける~
INBOUNDLEAGUEでは毎月1回インバウンドをテーマにトークイベント・交流会を開催しています。
6月は弊社(UDS株式会社)で実際ガイドをしている小村さんと高橋さんから、ガイドだから知ることができる外国人観光客の生の声を皆さんにシェアして頂きました。
まずは小村さんからツアーをどのように企画し、ガイドをどのようにしているかについてお話を頂きました。
ツアーのストーリー性を旅行者に訴求する
小村さん
「私は今ELLISTAでツアーの企画と実際ガイドもしています。ELLISTAとは「地域の暮らし」に触れる「体験」を、旅として「編集」することができる「人」のことです。 各地の”ELLISTA”と共に地域の未来を創造するという想いが込められています。
BtoCのツアーとして小田急沿線ツアーがあります。神奈川県に来る外国人の内、アジア65%、北米・欧米で27%を占めています。
まず、ニーズを調査しますが、欧米の30~50代は体験・美味しい食を求めていますが、アジアでは地域の魅力(観光地・景色の良さ)を知ってもらうことが大事です。」
「地域事業者のヒアリングなどの調査結果を基にツアーを造成し、
ツアーのストーリー性を旅行者に訴求する販促物を作成し、販売に繋げます。」
次にに下北沢を具体例に詳しく説明して頂きました。
「今ELLISTAでは中国経営者ツアーに注力をしています。UDSではどのように企画をしていて、どのように人材教育をしているかについて、中国の企業者からかなりニーズがあります。先月1回目のツアーを行いました。8月は飲食をテーマにやります。」
観光客が求めているのは「地域性」と「専門性」
高橋さん
「私からはもっと自分の経歴について掘り下げて、今海外の観光客は何を求めているかについて皆さんと一緒に考えていきます。
私は国内外の芸術や民俗学に関心をもっていて、学生時に地球一周旅行を経験した後に、
東北を中心に日本各地の習俗や郷土芸能を学び歩き、WEB制作会社での勤務経験を生かしてその魅力を発信する「仔鹿ネット」を立ち上げました。
民俗芸能は人々が暮らす全国各地のあらゆるところに存在し、同じものはひとつとしてありません。
民俗芸能に触れるということは、その土地の人々の暮らしへの想像力を豊かにして、何を喜び、悲しみ、畏れてきたのかを見つめることだと思っています。
ゆっくり、じっくり、楽しく、地元の方々とのご縁を大切にしながら、そういった土地の文化について考え、学び、等身大の言葉や姿勢でそれを発信してきました。」
UDS株式会社入社後、BUNKA HOSTEL TOKYOで祭礼やローカルを訪ねるゲスト向けのカルチュラルツアーや国際利酒師として日本酒イベントをやっていました。
やっぱりどの国の観光客でも、求めているのは「地域性」と「専門性」だと感じました。その地域しか味わえないローカルの風景、体験。そして物事の背景を自分の言葉で深く説明できるガイドさんは強いと思います。
質疑応答の時間でも質問が相次いでいました。
参加者の方から嬉しいメッセージを頂きました!
斬新で面白い内容でインバウンドにビジネスオポチュニティがたくさんあるなと思いました。また是非参加したいです。
セミナーの内容はとても実践的な内容で、そして皆さんパワフルで、良い刺激を受けました。
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